切り絵、似顔絵、肖像画、姫路

切り絵による絵画を制作しています。東京での個展開催、ライブパフォーマンス等の活動も行っています。

Biography

ハッタカズナリは芸術とダンスする。

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八田員徳
KAZUNARI HATTA

 ハッタカズナリは芸術とダンスする。
 彼が作品を支配するのではなく、作品が彼の肉体を動かすのだ。彼の手を、彼の生活を。
 バンドマンを目指し夢破れた20代も、引っ込み思案な性格を打破するために飛び込んだ会社でトップセールスマンにまで上り詰めた30代も、すべてはこの「芸術とのダンス」というステージへの道のりだった。必要な回り道だった。 

 1975年、ハッタカズナリは生まれた。
 世界遺産、姫路城の下で生まれ育った彼にとって、文化や芸術にふれるのは日常的なことだった。そして漫画や絵を描くことに熱中した。ただ自分のために描く絵も楽しかったが、そっくりな似顔絵を見たクラスメイトの笑顔を見るのはもっと幸せだった。特に好きな女の子が笑ってくれるのは至福の気分だった。しかしまだ若かった彼には、芸術で生きていくことに勇気を持てなかった。代わりにこんな思いがあった。 

「自分のしたいこともすべきことも分からない。けれど、したくないことだけはわかる。そしてなぜしたくないのかは分からない。それをとことんまで追求したい」

 彼の人生のテーマは「自分探し」。彼はただ「好きなこと」に突き進む前に、臆病な自分と対決すべく、セールスマンの仕事を選んだ。そして様々な出来事や人々と出会いながら傷つき、再生し、素直な自分の欲望にたどり着いたのだった。

「俺は絵を描いて生きる。この世界を、人間を、自分の希望や欲望を描きたい。そしてそれは俺自身の救済でもある」

彼はまた、こうも思っていた。

「いま俺は芸術に救われようとしている。つまりその人が好きなことはその人自身を癒す。そしてこの世の一人でも多くが、一日でも早くそれを見つけることができたら、きっと世界はもっと良くなる」

 彼は絵画教室で子供たちと描く喜びを追求しながら、自身の作品作りに没頭してゆく。そして彼が選んだ画法は、水彩画でも油絵でもなく、切り絵だった。「線を描く、色を着ける」に加えて「切る」という作業がプラスされた芸術。彼が黒を基調とするこの画法に惹きつけられた要因は、彼が生まれ育った東洋にルーツがある。それは東洋に存在する純粋な黒。

 色彩感覚というのはその作家の生まれ育った環境に大きく起因する。ハッタカズナリの生まれた日本という国には、西洋人にはあまりなじみのない黒という色が多く見られる。髪の色、目の色、服装や墨。その彼が西洋絵画の物真似ではなく、黒を基調とした切り絵を選んだのは純粋な心のままの衝動からと言ってもいいだろう。西洋絵画の中心で世界に受け入れられやすい、油絵という画法を選ばなかったのだ。
 また彼は芸術を作ることでしか、叶わなかった恩恵を多く受けている。出会うはずのなかった人々と出会い、行くはずのなかった場所に赴き、知るはずのなかった知識を、経験を得た。これらはすべて芸術のおかげだ。つまり彼は芸術を作る者ではなく、作らせてもらっていると自覚したのだ。彼はアトリエで静かに心で問いかけながら手を動かす。うまくいかないことに苛立ち、うまくいったことに胡坐をかく、芸術家はそこにいないのだ

2月MEN図鑑原稿②画像の説明
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